豚豆煮のつくりかた |
1:材料の準備 |
(写真は6人分の材料です) 材料の準備(一人分)鶉豆、60グラム刻み昆布、10グラム 食塩、少量 豚肉、50グラム 黄双糖、15グラム トマト、200グラム(又はトマトソース、18ミリリットル) 鶉豆は前の晩から水に浸しておきます。 |
2:豚肉と昆布の下拵え |
豚肉は細かく切り、刻み昆布は水に浸してもどし、よく洗っ ておきます。 |
3:豚肉を炒める |
鍋に油を敷き、豚肉を軽く炒めます。 |
4:豆を煮る |
肉に色がついたら、続いて鶉豆を入れ、具に水がかぶる程度 まで水を入れ、ときどき差し水をし、肉のあくを取りながら、 豆が軟らかくなるまで煮ます。 (注)より美味しく仕上げるには、先ず豆を浸し水ごと火に かけひと沸かしし、あく抜きをしてから、炒めた豚肉の入っ た鍋にあけて煮ます。 |
5:刻み昆布を入れる |
豆が軟らかくなってきたら刻み昆布を入れ、温めます。 |
6:味付け |
昆布が温まったら砂糖、食塩、トマト汁またはトマトソース を入れて味を整え、豆と昆布に味が染みたら完成です。 |
7:完成 |
備考豆に昆布と豚肉はわかりますが、トマトソースとはなんともミスマッチな!と思いましょうが、昆布のから出るだしとト マトソースが合わさり、実に良い味に仕上がります。また、 作ってみて感じたのですが、この一品の主役は、豆ではなく、 実は昆布かもしれません。砂糖とトマトで味を付けた昆布が、 本当にご飯に合います。その昔、朝鮮は龍山駐屯の歩兵七九 聯隊で、兵隊達に好きなおかずのアンケートを取ったところ、 いつもこの品が一位に輝いたというのもうなずけます。とは いっても、歩七九では鶉豆ではなく、大豆を使っていたとい うことです(尾川正二『帝国陸軍の教育と機構』P83、平 成15年、新風社)。鶉豆に比べて、より食感と味が強い大豆 を使うならば、主役の座を昆布から奪い返すこともできまし ょう。お試しください。(調理・文責、中山郁) |