カルピス様飲料のつくりかた |
1:材料の準備(写真は50人分の材料です) |
材料(50分) 脱脂煉乳:1缶(400グラム)(コンデンスミルク) 砂糖 :1キログラム 枸櫞酸 :20グラム(クエン酸) 香料 :3ミリリットル(レモン1、オレンジ2の割合) 注1:クエン酸は薬局やドラッグストアーに、オレンジ・レ モン香料(要するにエッセンスです)は大きなスーパーやデパ ートの菓子用食材コーナーにあります。 注2:家庭で作る場合、市販のチューブ型のコンデンスミル ク(150グラム)を使うと良いでしょう。その場合の材料は概ね 以下が目安となります。 コンデンスミルク:150グラム 砂糖 :300グラム(お好みで増減してください) クエン酸 : 7グラム(お好みで増減してください) 香料 :数滴 |
2:煉乳と水を入れ、火であたためる |
煉乳缶を鍋に入れ、その空き缶で五杯の水、又はお湯を入 れてよく混ぜてから火にかけます。 注:煉乳は砂糖が溶ける程度に温まれば十分です。くれぐれ も沸騰させないでください。 |
3:砂糖を溶かし込む |
煉乳が温まったら砂糖を入れ、砂糖が溶けたら火から下ろ します。 |
4:クエン酸を熱湯で溶かす |
次に、別の器にクエン酸を入れ、少量の熱湯で溶かしてお きます。 |
5:クエン酸を入れてかきまぜる |
先の砂糖入りの煉乳に溶かしたクエン酸を入れ、よくかき まぜます。 |
6:香料(エッセンス)を入れる |
最後にオレンジ・レモン香料(エッセンス)を数滴たらしま す。これで原液が完成しました。 |
7:完成品 |
夏ならば氷や冷たい水、冬なら熱湯で薄めて飲みます。比 率は原液1に対して水3の割合です。 備考初恋の味!カルピスは大正8年から販売され、以後、日本人におなじみの味となり、大戦中は戦地でも好んで飲まれた とのことです。 さて、『軍隊調理法』には、食べ物以外にも様々な飲み物 が記載されています。ほとんどの飲み物が患者用であるのに 対し、このカルピス様飲料は健康な兵用といえます。お味の 方ですが、筆者が実験したところでは、全ての人が市販のカ ルピス、ないしはカルピス系の飲み物と思い込んでいました。 つまり、美味しい!ということ!!。市販に劣らぬくらいの 味を、ご家庭で作ることが出来るわけです。注意点としては、 作りたてはクエン酸と乳成分が多少分離しますが、2日もすれ ば混ざり合い、4日もたてば非常にまろやかな味となります。 筆者は専門家ではないので、賞味期限についてはなんとも言 えませんが、冬季は冷蔵庫に置いておけば2週間以上大丈夫で した。但し、春〜秋にかけては、遅くとも、作ってから1週間 以内で飲み切ってしまった方が無難でしょう。お勧めの一品 です!!!(調理・文責、中山郁) |