福神漬混ぜ飯のつくりかた |
1:福神漬の準備 |
福神漬を開缶し、一缶に約五分の一程度のお湯、または水を 入れて混ぜておきます。 材料の準備(一人分)精米(または米麦混合)、262グラム福神漬、50グラム |
2:ご飯に混ぜる |
ご飯をやや固目に炊き上げ、先に準備した福神漬と汁を中に 入れて混ぜ合わせば出来あがりです。 |
3:完成 |
(注)福神漬の汁をとり、ご飯と共に炊き込んでから福神漬 と混ぜても良いでしょう。また、本品は野外演習の際など迅 速給養を必要とする場合に有効であったということです。 備考福神漬は明治に入ってから江戸の漬物の名店、酒悦で発明され、東京名物として知られるようになりました。軍隊との付 合いも古く、日清戦争頃から軍用に用いられ、現在の自衛隊 でも福神漬の缶詰が用いられています。さて、単に福神漬を 汁ごと混ぜるだけながら、これが思ったよりも美味しいのに はびっくりさせられました。作るのも簡単、食べて美味しい この一品、昔の軍隊では野外演習の際に重宝したというのも 頷けます。但し、現在市販されている福神漬には、赤い着色 料で染め上げられたものが多くあります。赤飯みたいな漬物 ごはんでは、やはり食欲をそそりません。なるべく赤い着色 料の入っていない、昔ながらの福神漬を使ったほうが良いで しょう。なお、本事例では缶詰を使いましたが、無論、市販 の袋入りの物を使ってもかまいません。ただし、どうしても 福神漬缶を用いたいという向きは、三越系のデパートの地下 食品売り場に行ってみてください。「東京漬」という名の福 神漬缶詰が売られています。(調理・文責、中山郁) |