北海煮のつくりかた |
1:材料の準備 |
(写真は6人分の材料です。また、大豆は写っておりません) 1材料(一人分) 身欠き鰊(または開き鱈)、30グラム 大豆、50グラム 昆布、10グラム 削り節、4グラム 砂糖、10グラム トマトソース、10ミリリットル 唐辛子粉、少量 醤油、30ミリリットル 米糠、20グラム |
2:大豆をひと晩水に浸す |
2準備 調理の前日、大豆を一度水洗いしてから豆の三倍量の水に浸し、 これに昆布を混ぜておく。 |
3:鰊をもどす |
身欠き鰊は前日から糠水に漬けて軟らかくしておく。 |
4:鰊の鱗を取る |
鰊をひと晩水につけてもどしたら、 たわしで片鱗を擦りおとします。 注意→背鰭のあたりに注意して、 鱗を落としましょう。 |
5:鰊を切る |
鰊の片鱗を取ったら、それを三センチ位の長さに切っておきます。 これで準備は終りです。次に調理に入ります。 |
6:材料を煮込む |
鍋に大豆とその漬け汁全部を入れ (昆布は取っておきます) これに切った鰊とトマトソースを加え、 豆が軟らかくなるまで煮込みます。 注→とった昆布は食べ易い大きさに切って、 あとで鍋に入れます。 また、鰊は一旦別の鍋でゆでてから、 他の材料とともに入れましょう。 (ゆで汁は捨てます) これによって鰊特有のくさみと辛味、 余分な油を抜くことができます。 |
7:昆布と削り節を入れる |
豆が柔らかくなったら適当に切った昆布と削り節を入れ、 昆布が柔らかくなるまで煮ます。 |
8:砂糖と醤油で味をつける |
昆布がある程度やわらかくなってきたら、 砂糖と醤油で味つけをして煮含めます。 |
9:仕上げ |
豆に味がついたら、最後に唐辛子粉をふりかけて出来あがりです。 |
10:完成 |
(上の写真で使用した皿は、大戦末期に陸軍で使われていた皿です) 備考大豆や鰊を戻す手間はかかりますが、いざ調理に入ってみると、 材料を切って鍋に入れて煮込むだけですから。 簡単にできてしまいます。 味のほうですが、よく味のしみた鰊に昆布、 それに豆が、ご飯のよき友になります。 但し、レシピ通りの調味料だと、 一寸味が濃くなるようですので、 もし調理される場合は、 若干醤油の量を減らしたほうが良いと思います。 また、鰊の風味とにおいが苦手という方の場合、 鰊を入れないで昆布と豆だけで煮ても、 立派なおかずに仕上がります。 また、醤油の量を減らして、かわりにトマトソースを増やし、 若干イタリアン風に仕上げてみるのも面白いでしょう。 (調理・文責、中山郁) |