きんとんのつくりかた |
1:材料の準備 |
(写真は四人分の食材です) 材料(一人分)白隠元豆、100グラム白砂糖、70グラム 食塩、少量 白隠元豆を一晩水に浸しておきます。(本事例は4人分の材 料を使っています) |
2:豆を煮る |
鍋に白隠元豆を入れ、材料にかぶるほどの水を入れてから煮 立て、一度煮汁を捨ててから(豆のアク抜きのためです)再 び取り換えたあと、再び材料にかぶるほどの水を入れて豆が 軟らかくなるまで煮ます。 |
3:豆の味付け |
豆が軟かくなったら、その三分の一を鍋から上げて別の鉢に 移し、鍋に残った豆に半量の砂糖と食塩を加え、味が良く滲 み込むまで煮ます。 |
4:豆をつき潰す |
別に取り置きした豆はミキサーにかけるか、または摺り棒で よくつき潰します。 |
5:きんとんを練る |
豆をつき潰したら豆の煮汁と残りの砂糖、食塩を加えてよく 煉りあげます。 |
6:きんとんと豆を和える |
最後に、きんとんに鍋で煮た豆を入れ、豆の崩れぬよう軽く 混ぜれば完成です。 |
7:完成 |
(注栗)くわい、馬鈴薯、甘藷、鶉豆、青豌豆等もきんとん にすることができます。また、きんとんの材料に甘藷または 馬鈴薯を用いるときは、先ず切り芋にして水に浸し、じゅう ぶん灰汁抜きしてください。 |
備考お正月料理に欠かせないきんとんまでレシピに載っていたのには一寸驚きました。あるいは、お正月のみならず、演習日 の加給品として使われていたのかもしれません。作り方はい たって簡単です。味の方は適度に甘く、かといって甘過ぎず、 至って食べやすい味に仕上がります。なお、きんとんの口あ たりをもっとよくしたい場合は、豆をつき潰した後、裏漉し にかけるとよいでしょう。(調理・文責、中山郁) |