肉飯のつくりかた |
1:材料の準備(写真の材料は2人分です) |
1材料(一人分) 精米、262グラム 牛肉、75グラム 牛蒡、55グラム 葱、 50グラム 醤油、30ミリリットル 砂糖、8グラム 2準備 牛肉は小さめに細切りにする。 牛蒡は、ささがきに切り、水に浸けて灰汁抜きをし、 葱は一・五センチ位の木口切りにする。 普通より固めにご飯を炊いておく。 |
2:牛肉と牛蒡を煮る |
鍋に水を入れ、沸騰したら牛肉と牛蒡を入れて煮る。 注→水の分量は、材料がかぶる程度でよいでしょう。 煮ている途中に出る灰 汁は取り除いてください。 |
3:味付け |
牛肉、牛蒡が軟らかくなったら、 葱を入れ、ついで砂糖と醤油で味を整えます。 |
4:具のできあがり |
味付けをしたあと、そのまま煮上げる。 注→煮上がりの際に煮汁が多くなりすぎないように注意してください。 多過ぎるようでしたら適量になるまで煮詰めてください。 因みに本例では最初入れた水量の4分の1程度に煮詰めてご飯に混ぜたところ、 丁度よく仕上がりました。 |
5:具とご飯を混ぜる |
お釜のご飯の上に、具と煮汁を入れ、よく混ぜます。 または、お釜に直接入れるのではなく、 半切り桶を使うと混ぜ易いし、 水分もよく飛ぶので出来あがりがよくなります。 注→半切り桶とは、各家庭で手巻き寿司などを作る際に使う、 底の浅い、たらい状の桶のことです。 また、ご飯と具を混ぜる際には、 なるべく水気を飛ばすように心掛けてください。 半切り桶がない場合は、大きな鍋などを使と良いでしょう。 |
6:完成 |
(写真で使用した皿は、大戦末期に陸軍で使われていたものです) 備考これは非常に美味しいものです。筆者お勧めの一品です。味はすき焼きの汁で炊いたご飯といった感じでしょうか。 醤油の味をベースにしながらも、ふわりとした甘味があり、 何回もお代わりをしたくなる味に仕上がります。 筆者の弟は、山盛りのお代わりを食べ終えたあと、 「久し振りにご飯を飲み込む快感を味わった」と語っていました。 注意点としては、必ずご飯をいつもより一寸固めに炊くこと、 そして煮汁をあまり多くしないことです。 この2点さえ気をつければ、 どなたでも美味しい肉飯を作ることができる筈です。 なお、荷物を切り詰めたキャンプや登山などでお作りになる場合は、 市販の牛肉缶詰(醤油で味付けされているものです)と フリーズドライ加工された牛蒡を使うとよいでしょう。 この場合、わざわざ醤油と砂糖を持っていかなくても、 缶詰めの汁で調味ができるという利点があります。 (調理・文責、中山郁) |