味噌汁(代表的)のつくりかた |
1:材料の準備と切り方 |
1材料(一人分) 豆腐、80グラム 削り節、4グラム(または煮干粉2グラム) 葱、100グラム 味噌、60グラム(または粉味噌30グラム) 上の写真は2人分の材料です。 また、味噌汁の具は葱に豆腐だけではなく 旬のものを随意使うのが普通です 2調理 豆腐は細かく、葱は三センチ位に切り、 摺り味噌(または粉味噌)はそのまま、 粒味噌はミキサーにかけて挽いておく。 |
2:汁をつくる |
鍋に約350ミリリットルの水を入れて火にかけ、 煮立ったら削り節を入れ、味噌を溶き入れる。 (注意!)味噌は当然、おたまと菜箸等を使い、 きちんと溶き入れましょう。 |
3:具を入れる |
削り節と味噌を入れ、ひと沸ししてから、 葱、豆腐を加え、さらにひと沸しして火からおろす。 (注意!)味噌を入れてからぐらぐら煮てはいけません 味噌の風味が台無しになってしまいます。 |
4:完成 |
味噌汁は暖かい(60度くらい)うちに出しましょう。 |
5:参考盛り付け例(陸軍における典型的な朝食) |
上の写真で使用した飯碗と汁碗は、戦争末期に陸軍で使用された食器です。 備考味噌汁というと、現在はだし入り味噌や具の入った即席味噌汁も多く出まわっていますので、 特に若い世代では最初から作る人は少なくなりつつあるようですが、 やはりきちんと作ったほうが味が良いのは当然です。 「きちんと」といっても、陸軍のレシピにおいては、 材料を切って入れるだけですし、 だし汁作りに手間をかけているわけでもありません。 しかし新鮮な味噌と具を使った味噌汁は、 即席など比べ物にならないくらいおいしいものです。 新鮮な味噌汁に漬物、そして定量の米麦飯。 これが戦前日本の兵営における、典型的な朝食でした。 (調理・文責、中山郁) |