米麦飯ののつくりかた |
1:米麦飯の参考盛り付け例(陸軍における典型的な朝食) |
上の写真で使用した飯碗と汁碗は、戦争末期に陸軍で使用された食器です。 材料(一人分) 米麦(胚芽米、200グラム。精麦、62グラム)計262グラム (上の写真は一人分の盛り付け例です) 備考米麦飯と言ても、要はごはんを炊くのですから、細かい作り方は提示いたしません。 但し、胚芽米に麦を混ぜるわけですから、 水加減は普通にご飯を炊くときに比べて多めになります。 レシピ上では430ミリリットルとなっていますが、 家庭の炊飯器で炊く場合、 これだと少々多めではないかと思います。 無洗胚芽米+麦で400ミリリットルで丁度良いでしょう。 ともあれ、 市販されている胚芽米や押麦の袋には水加減に付いての 適切なガイドがついていますので、 それに従うのが無難かと思います。 さて、感想ですが、炊きあがりの量に驚きます! 写真で見るとそうでも無いように思われましょうが、 この実物は、 吉野家の特盛り牛丼など問題にならないくらいの分量があります。 当時の兵隊は1食につき2合、日に6合が定量とされていました。 つまり、写真のどんぶりを3つ食べるわけです。 お味の方は、見た目の黒さ(麦+胚芽による色です)よりも、 ずっと美味しく健康的!といったところでした。 (調理・文責、中山郁) |