流し羊羹のつくりかた |
1:材料の準備 |
(写真は四人分の材料です) 材料の準備(一人分)小豆、50グラム寒天、2グラム(約4分の1本) 砂糖(双糖、玉砂糖を除く)、60グラム 水、300ミリリットル 食塩、少々 |
2:寒天を戻す |
寒天は1時間ほど水に漬けて戻しておきます。 |
3:小豆を茹でる |
小豆を鍋に入れ、一旦沸騰させてから煮汁を捨て(アク抜き のためです)から再び水を入れ、軟かくなるまで煮ます。 |
4:小豆を潰す |
小豆が煮えたら、その三分の一だけを別に取り、よく潰して 餡を作ります。残りは豆のままで使います。 |
5:寒天と小豆を煮る |
鍋に水300ミリリットル(一人分)と砂糖、少量の食塩を入れ て煮立て、これに寒天を加え、寒天が溶けたら小豆と潰し餡 の全てを入れてしばらく煮詰めます。煮詰めるといっても、 からからにするわけではありません。煮汁の四分の一、ない しは三分の一が飛ぶ程度で十分でしょう。 |
6:流し型に入れる |
煮終わったら汁と小豆を流し型に流し込み、固まるまでさま してから適当な大きさに切ります。なお、冷蔵庫に入れてよ く冷やすと、よりおいしくなります。 |
7:完成 |
備考夏の風物詩である水羊羹の作り方です。シンプルな作り方ながら、非常においしく仕上がります。また、ぷりぷりとした 羊羹の切れ目から除く小豆の粒が、暖かい手作りの風合を良 く醸し出します。また、小豆を煮る時間がないという方は、 市販の茹で小豆缶をお使いになると良いでしょう。 なお、流し型に入れてから、そのまま冷やすと小豆と餡の粒 が底に沈殿し、上が透明で下が真っ黒となり、地層さながら の仕上がりになってしまいます。これを防ぐため、羊羹が固 まり始め、汁に粘り気が出た頃にもう一度よくかき混ぜてや ると良いでしょう。(調理・文責、中山郁) |