煮肴のつくりかた |
1:材料の準備 |
(写真は四人分の食材です) 材料の準備(一人分)生魚、200グラム馬鈴薯(または里芋、大根)、180グラム 醤油、30ミリリットル 砂糖、8グラム |
2:材料の切り分け方 |
大きな魚は腸と頭を取り、洗ってから二枚に下ろしたうえで 一人前の切り身とし(ないしは市販の切り身を準備します)、 小魚を用いる場合は一匹づつ腸を除いて洗います。煮上げ笊 があるならば、それに並べて置きます。また、馬鈴薯(もし くは里芋)はよく洗い、大きさを揃えて切っておきます。 |
3:鍋に魚を入れる |
鍋に砂糖、醤油を入れ、煮立ったら魚を入れ(煮上げ笊を用 いる場合は、笊に入れたまま)ます。 |
4:魚を煮る |
鍋に魚を入れたら落とし蓋をして煮上げます。 |
5:付け合せの調理 |
魚を上げたあとの煮汁を適宜に水で伸ばしてから芋を入れ、 煮崩れない程度に煮て、煮肴の付け合せとします。 |
6:完成 |
備考近年まで日本の食卓には欠かせなかった煮肴も、生活の洋式化とともに、都市の家庭で作られることが少なくなりました。 煮るというのが、少々面倒くさいという印象があるからかも しれません。グリルに魚を入れて焼くほうが、料理としては 簡単かもしれません。とはいえ、実際、魚を焼くとグリルが 油で汚れて、それを洗うのに一苦労するわけですから、使う 労力は余り変わりません。さすれば、煮肴はもっと見直され ても良いのではないでしょうか。本品は焼魚よりも凝った料 理に見えます。しかし、御覧になっておわかりになるように、 要は魚を10分程度、醤油汁で煮るだけです。簡単ですよね (笑)また、濃厚な味付けは、魚の風味が苦手なお子様にも 合うかもしれません。なによりも付け合せの味が素敵です。 魚の味がしみこんだ煮汁とジャガイモの相性はなかなかのも のです。どうぞお試しください。(調理・文責、中山郁) |