『ぬた』のつくりかた |
1:材料の準備 |
(写真は2人分の材料です。また、生魚は鮭を使用しました) 材料(一人分)生魚 : 60グラム若布 : 10グラム 葱 :100グラム 砂糖 : 20グラム 芥子粉: 少量 酢 : 15ミリリットル 赤味噌: 50グラム 食塩 : 少量 |
2:材料の下ごしらえ |
準備:1:生魚は頭および内臓を取り除き、骨のまま木口切りにしたうえで塩茹でし、 皮と骨を取り除いておく。 ないしは酢で味付けしたい場合、 生のまま刺身の厚さに切り、 塩をふりかけ、酢の中へ浸しておく。 2:若布はよく洗い(約十分間)水に浸して軟らかくし 二、三回砂を洗い落して茎を取り、一・五センチ位に切っておく。 3:芥子粉は水でかたく練り、布巾に包み、 熱湯中に三十分間浸しておく。 ※これは戦前の芥子の使い方です。 今の粉芥子には関係ありません。 また、手間を省きたいのでしたら、 チュ―ブの練り芥子をお使いになると良いでしょう 4:葱は一・五センチ切りとして、 軽く茹でてから笊にとり、水を切っておく。 5:味噌は肉挽き器にかけ置く。 ※これも現在市販されている味噌なら関係ありません |
3:味噌の味付け |
すり鉢に芥子と味噌を入れ、よく摺り混ぜてから砂糖を加え、 魚の煮汁か魚を浸した酢(どちらかお好みです)で味噌を延ばします。 |
4:具を和える |
さらにその中へ若布、葱、魚を加えて和えればできあがり。 注:材料として烏賊、肉も使用できます。さらに野菜には季節によって瓜、独活、芋茎、 その他麩または蒟蒻を入れてもよいでしょう。 |
5:完成 |
備考甘味噌仕立てですので、非常にご飯に合います。レシピ上は酢を使う例と、使わない例に分けられています。 が、個人的には酢を入れたほうがより美味しいし、 かえってご飯に合うかと思います。 但し、その場合はレシピ以上に酢を入れたほうが良いでしょう。 レシピですと一人宛30ミリリットルとなっていますが、 50ミリリットル以上にしたほうがよいと思います。 (調理・文責、中山郁) |