摘み入れ汁のつくりかた |
1:材料の準備 |
(写真は四人分の食材です) 材料の準備(一人分)白身の魚、75グラム山芋(または大和芋)、7グラム 味の素、少量 卵白、6グラム 煮出し汁、300ミリリットル ほうれん草、20グラム 醤油および食塩、少量 |
2:魚をつぶす |
魚肉の小骨および皮を除去してから、肉挽き器にかけて潰す か、または俎板の上でたたきつぶした後、さらに擂り鉢に入 れてよく摺り潰します。 |
3:つみれの下拵え |
更に、卵の白身と摺りおろした山芋、食塩少量および冷まし た煮出し汁(全材料の一割)を入れ、魚肉とよく摺りまぜま す。 |
4:ほうれん草の準備 |
ほうれん草はざっと茹でて笊にとり、冷ましてから葉の軟ら かい部分を摘みとり、五分(約一・五センチ)切りとしてお きます。 |
5:つみれを入れる |
鍋に煮出し汁を入れ、煮立ったら摺り身を摘み入れます。 |
6:ほうれん草を入れる |
つみれは火が通ったら浮き上がります。つみれが浮いたらほ うれん草を入れます。 |
7:味付け |
さらに食塩、醤油および味の素で調味すれば出来あがりです。 |
8:完成 |
備考鯛(タイ)は魚の王者!とはいえ、大骨は堅く小骨は多く、うろこ取りも面倒ですから家庭の食材としてはついつい敬遠 しがちですし、また、さばくのが面倒なため、塩焼きですま せてしまう向きも多いかと思います。とはいえ、手間をかけ た分、より美味しくなるのも魚の王者ならではのこと。多少 の手間を厭わずに舌を満足させたい向きにお勧めなのがこの 一品。鯛をつみれにしてあっさり味の汁で頂こうというわけ ですが、非常においしくできあがります。薄めに仕立てた汁 は鯛の味を曇らせず、かえってそのうまみを引き出してくれ ます。また、卵白でつないだ「つみれ」は、ふわふわとした 食感をもち、しんせんに感じられます。どうぞお試しくださ い。(調理・文責、中山郁:協力・中山恵美子) |