浮島汁のつくりかた |
1:卵の白味をあわ立てる |
材料の準備(一人分)鶏卵、60グラムスープ台、300ミリリットル(「骨スープ」参照) 食塩、少量 味の素、少量 卵の白味と黄身を別々にした上で、まず白味を泡立て器にか け、泡が固く、泡立て器を上げると泡が立つ位になるまでか き混ぜます。 |
2:黄味をかき混ぜる |
次に、黄味が滑らかになるまでかき混ぜます(白味のように 泡立てる必要はありません)。 |
3:スープの味付け |
スープ、または煮出し汁を火にかけ、塩と味の素(煮出し汁 の場合は醤油も)で少々辛目に味をつけます。 |
4:黄味を入れる |
味付けが終ったら、鍋に卵の黄身を入れ、充分に混ぜ、一沸 ししたら火から下ろしてください。 |
5:完成 |
汁を器に入れ、その上に食塩を少し混ぜた白身を浮かせば出 来あがりです。 注:削り節7グラムと沸湯300ミリリットルで煮出し汁を作り、スープ台の代りにすることができます。この場合、食塩と味の 素で調味してから、最後に醤油二、三滴を落してから、卵の 黄味を入れます。 備考白味の泡が見た目にも美しく、かつ独自の食感を出します。心配しなくても固く泡立てた白味は、ちゃんとぷかぷか浮き ますよ。尋常のお吸い物やスープでは飽き足らず、ひとひね りした汁を用いたい時に使うと良いでしょう。無論、スープ ストックを用いる場合にしろ、煮出し汁をベースで作るにし ろ、クルトンやクラッカー片、または吸い口替わりの三つ葉 などをあしらえば、より一層、魅力的な汁になるでしょう。 (調理・文責、中山郁) |