東部ニューギニア戦線慰霊巡拝案内−ウエワク地区−
栃木県護国神社資料展示室 中山郁9)ウオム岬
終戦後の9月13日、第18軍司令官の安達二十三中将は豪州第6師団のロバートソン中将にこの地で降伏したことから、昭和45年9月に豪州主導で開催されたニューギニア戦終戦記念行事の際に記念碑が建立されました。広々とした公園内には綺麗な芝生と椰子の並木があり、日本軍の高射砲や大隊砲、測距儀なども陳列されています。なお、東部ニューギニア戦末期の20年1月の夜、第18軍の要請によって陸軍の重爆撃機がインドネシアから飛来し、この岬の草原で焚く舞火を頼りに胴体着陸を敢行、第18軍が渇望していた通信機材と医薬品若干の補給に成功しています。前のページへ
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