栃木県内の護国神社・招魂社
栃木県内には、栃木県護国神社のほかにいくつかの護国神社(招魂社)が鎮座しています。ここでは『栃木県神社誌』に記載されている6社を紹介いたします。栃木県護国神社とともに、これらの護国神社も合わせてお参りください。黒羽神社
・鎮座地:栃木県大田原市黒羽田町493黒羽藩の居城であった黒羽城跡の近くに鎮座。明治2年、黒羽藩主大関増勤が黒羽藩の戊辰戦争戦没者を祀って創建。栃木県内に2社しか指定されなかった官祭招魂社の1社である(もう1社は栃木県護国神社)。戊辰戦争以来の戦没者1938柱を祀る。
大田原護国神社
・鎮座地:栃木県大田原市山の手2-2038大田原藩の居城であった大田原城の北隣にある大田原神社内に鎮座。明治11年11月、大田原藩の戊辰戦争戦没者を奉斎したのが起源である。翌年に本殿を造営した。戊辰戦争以来の戦没者を祀る。
錦着山護国神社
・鎮座地:栃木県栃木市箱森町1517栃木市西北の錦着山の山頂に鎮座。まだ栃木県庁が栃木市にあった明治12年、栃木県令鍋島幹(旧・佐賀藩家老)および県内有志の後援により西南戦争戦没者を祀って創建。幕末以来の旧下都賀郡地域の戦没者を祀る。
藤原町護国神社
・鎮座地:栃木県日光市鬼怒川温泉滝834-45鬼怒川温泉ロープウェイの温泉山麓駅の隣地に鎮座。昭和28年の創建である。日清戦争以来の旧藤原町出身の戦没者256柱を祀る。
西大芦護国神社
・鎮座地:栃木県鹿沼市草久435-2古峰神社に続く古峰原街道沿いに鎮座。日清戦争以来の村内戦没者121柱を祀る。昭和32年の創建である。
招魂社
・鎮座地:栃木県鹿沼市上日向688-3古峰神社に続く古峰原街道沿いに鎮座。鹿沼市立西小学校の近辺にある。地区の戦没者を祀る。昭和35年の創建である。
参考文献
昭和58『國神社百年史 下巻』昭和39『栃木県神社誌』
平成18『栃木県神社誌』