平成18年度の慰霊巡拝実施要項
当神社では、平成十二年以来、千葉県護国神社と共同で、海外戦没者慰霊巡拝を行なっております。本旅行では、栃木、または千葉の護国神社神職が随行し、各地で慰霊祭を斎行し、みなさま所縁の御英霊をねんごろにお慰め申し上げます。また、旅行の企画、運営を担当するワールドビジネスコミュニケーションズ社は、慰霊巡拝に二十五年以上の信頼と実績を持つ、それと知られた会社です。また、費用には現地での宿泊はもとより、食事及び移動費等が全て含まれ、添乗員が同行してお世話いたしますので、年配の方々でも安心してご参加頂けます。平成十八年度は、多くの御遺族から御要望があった、左記の地域への巡拝を企画いたしました。近年は遺児のみならず、孫、ひ孫の参加も見られ、また、戦没者のご兄弟や親族が揃って参加する例も多くなっておりますし、無論、栃木、千葉県外在住の方もご参加頂けますし、更には戦没者の親族以外でも、御英霊のいさおしを偲び、慰霊の誠を捧げようとする方なら、どなたでも申込むことができます。参加された方々は、いずれも並の巡礼では経験できないほどの深い感動と涙、そして楽しい思い出を心に刻みつけ、更には回を重ねて参加される方も多くいらっしゃいます。皆様の御参加を、心からお待ち申し上げます。不明の点がありましたら、遠慮なく当神社にお問い合わせ下さい。
なお詳しい日程は、決まり次第掲載させていただきます。
(すでに終了しています)
1:ビルマ(現ミャンマー)方面慰霊巡拝
人数 最小催行人数 10名費用 27万9千円
期間 平成18年2月19日(日)〜2月25日(土)7日間(終了)
予定巡拝方面 ラングーン(現ヤンゴン)、パガン、メイッテ−ラ(メークテーラ)、マンダレー、サガイン等
昨年に引き続き、弓兵団(第33師団)が苦闘した、ビルマ中部方面の戦跡を巡拝しつつ、各地で慰霊祭を執り行う計画です。また、インパール方面やシッタン河、ペグー、アキャブ・シャン高原方面ゆかりの方々も、御相談ください。
2:西部ニューギニア方面慰霊巡拝
人数 最小催行人数 10名費用 39万6千円
期間 平成18年3月2日(木)〜3月8日(水)7日間(終了)
予定巡拝方面 ホーランジャ(現、ジャヤプラ)、ビアク島、ヌンホール(ヌンホル)島等
東部ニューギニア戦線の最後方基地であり、アルソー、ゲニム、トル河、サルミなどへの悲惨な撤退行の出発地でもあったホーランジャならびに、ビアク、ヌンホールなどの玉砕の島を巡拝します。なお、マノクワリ、ムミ、イドレー、コカス、サンサポール、ソロン地区ゆかりの方々も、ご相談ください。特に、ヌンホール島は殆ど慰霊団が出ませんし、個人では行けないところですので、千載一遇の機会といえます。
3:フィリピン方面慰霊巡拝
人数 最小催行人数 10名費用 23万7千円
期間 平成18年5月15日(日)〜5月19日(木)5日間(終了)
予定巡拝方面 ルソン島(マニラ、クラーク地区等)レイテ島(オルモック、カンギポット、リモン峠、タクロバン等)
大東亜戦争の天王山となったフィリピンは、中国大陸に次いで、栃木県出身の方々が最も多く戦没された地域です。今回は最大の激戦地であるレイテ島をはじめ、神風特攻隊や多くの陸海軍地上部隊にゆかりある、クラーク地区の巡拝を考えておりますが、この他の地域、島の方々もご相談下さい。
4:サイパン島慰霊巡拝
人数 最小催行人数 10名費用 決定次第掲載します。
期間 平成18年6月20日(火)〜6月23日(金)4日間(終了)
巡拝地 サイパン島
昨年、天皇陛下が行幸されて再び注目されるようになったサイパン島。華やかな観光地のイメージの陰で、バンザイクリフをはじめとする多くの戦跡と、未収集の御遺骨がジャングルの中に残されています。また、サイパン島にある日本政府建立の慰霊碑は、マリアナ諸島も含む中部太平洋地域で散華された方々のために建てられました。戦没された軍人、軍属、在留邦人ゆかりの方々の御参加をお待ちしております。
(平成18年度 サイパン島慰霊巡拝レポート)
5:東部ニューギニア方面慰霊巡拝
人数 最小催行人数 10名費用 34万円
期間 平成18年9月2日(土)〜9日(土)8日間(終了)
巡拝方面 ウエワク、マダン、ラエ、ポートモレスビー各地区
第20(朝)、41(河兵団)、51(基兵団)師団をはじめとする、第18軍の陸海軍部隊や軍属など15万のみたまが、今もジャングルの奥深く眠っておられます。それらの御英霊と出会い、お慰め申し上げながら、戦時中に日本兵が暮らした村々を廻ります。最も濃厚、そして強烈な印象を刻む巡拝となるでしょう。また、アイタぺ、山南地区、ムッシュ島、フィンシハーフェン、サラモア、ワウにゆかりの方々も御相談ください。
6:パラオ諸島慰霊巡拝
人数 最小催行人数 10名費用 23万7千円
期間 平成18年10月中旬(日本航空チャーター便のフライト日に出発)6日間(終了)
巡拝方面 パラオ本島、アンガウル島、ペリリュー島、コロール島
昨年、荒天のために上陸できなかったアンガウル島、宇都宮第59聯隊の奮闘と終焉の地、パラオ本島や最大の激戦地、ペリリュー島を巡拝いたします。コバルトブルーの海を船でたどる、思い出深い巡拝となりましょう。