東部ニューギニア戦線慰霊巡拝案内−ウエワク地区−
栃木県護国神社資料展示室 中山郁2)ウエワク半島
現在ウエワクの中心地として栄えているウエワク半島には、昭和19年3月頃まで、海軍の第9艦隊司令部をはじめとする海軍部隊が駐屯し、海軍病院には戦況が悪化するまで看護婦も配属されていました。東端の旧州政府跡に海軍の立派な防空壕が現存し、さらに半島周囲には日本車が掘った防空壕が幾つか残されています。昭和20年5月10日、この半島を守備していた機関砲25中隊、海上輸送中隊の将兵約70名は豪州軍の攻撃によって玉砕。なお、ここにあるニューウエワクホテル(経営者、川端静氏)は慰霊巡拝団をはじめ、この地を訪れる日本人の拠点として長く親しまれています。前のページへ 次のページへ
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