平成17年度　パラオ諸島慰霊巡拝

（つづき）

1：パラオ本島

我々が宿泊したアイライビューホテル


旧朝日村のパイン缶工場跡


パイン工場の向かい側には撃墜された米軍機が残されています。


　旧朝日村の日本人埋葬地にお参りする御遺族方。戦時中、パラオ諸島に住んでいた二万以上の在留邦人達はパラオ本島の各村に疎開しましたが、度重なる空襲や飢餓のため、多数の方々がなくなられました。この埋葬地には今も多くの御遺骨が残されているとの事です。


　旧大和村入口にある日本海軍の圧石車(ローラー)。飛行場跡ならまだしも、なぜこんな山奥にあるのかは不明。ここから大和村へは歩道もなく、薮こぎをしなければならないため、御遺族方は圧石車に線香を供えて村を遥拝しました。


　旧大和村地区にある慰霊碑前にて、陸軍上等兵阿久津憲明命の慰霊祭を行いました。命は歩兵第５９聯隊に御所属、昭和20年6月8日に西カロリン・パラオ本島患者療養所でお亡くなりになられました。今回の旅には孫にあたる神山優子さんと、その子の千羽晴さん(なんと、御祭神のひ孫さんです！)が参加し、至心に慰霊の言葉を述べられました。



　慰霊祭を終え、ほっと一息の神山さん母子。おふたりともお若い！！阿久津憲明命のお命は、確実に受けつがれています。


ドラゴン亭での夕食。沖縄料理と熱帯魚のお刺身が美味しいお店でした。

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