平成17年度　フィリピン戦没者慰霊巡拝記録

（つづき）

平成17年6月14日　2日目　晴

06:30　起床
7:15　朝食（アメリカンビュッフェスタイル）
　　　　　お醤油の英語表記が「KIKKOUMAN」となっていた。
09:00　ホテル発
　　　　　慰霊祭が行われる､ピナツボ山が一望できる飛行場跡へ｡
10:00　クラーク･ピナツボ山方面戦没者慰霊祭斎行(斎主　加藤)
11:00　リリーヒルズ観音像参拝
　　　　　(慰霊祭の間､バスのドアを開けっ放しにしていた為､バスの中に蠅が蔓延する｡)
11:20　マバラカット･クラーク西飛行場巡拝
　　　　　神風特攻隊が飛び立った飛行場｡隊員が身を隠した壕が現存している｡
11:50　ホテルに戻りレストランにて昼食(アメリカンビュッフェスタイル)
13:00　ホテル発
13:20　クラーク東飛行場巡拝
　　　　　鳥居が建っており､立派な特攻隊員の像の慰霊碑｡
13:40　クラークフィールドよりマニラ市内へ
　　　　　車中よりマニラホテル･ホセ・リサール公園･城塞都市見学｡(やや渋滞有り)
16:00　ホテル着｡（マニラトレイダーズホテル）休憩
18:00　市内レストランにて夕食(フィリピン風海鮮中華料理)
　　　　　コロッケが出て試してみる｡マヨネーズをつけて食べるも､マヨネーズと思ったものは生クリームだった。　コロッケ自体も甘く味付けけがしてあり、閉口。チャーハンは美味。
21:00　ホテルに戻り就寝

　二日目はかなり早く起きたので､ホテルの外を散歩する｡だが既に日本の夏の午後を思わせる陽気。
すぐホテルに戻る。ホテルの改修工事をしており、大工さんは骨組みを命綱もつけずに登っていく。
ヤシの実もああやって取るのだろうか？
　ホテルレストランにて朝食。フィリピンのオレンジジュースは口の中をピチピチと刺激するような風味がある。 またお醤油は「KIKKOUMAN」。
　ホテルを出発し、慰霊祭斎行の為飛行場跡地へ。ピナツボ山が一望できる場所にて慰霊祭斎行。
斎主は加藤。祝詞を奏上中にも遺族の方のすすり泣きが聞こえる。なにか言葉で言い表せないが、
大きいものを感じたお祭りであった。


奧に見えるのがピナツボ山。噴火によって山の殆どが剥ぎ取られ、裾野が広がっている。
　その後リリーヒルズ観音像を参拝。記念撮影もする。移動時バスに蠅が蔓延。慰霊祭中に、バスのドアを開けっ放しにしたためであった。払いながらの移動。


リリーヒルズ観音像


特攻隊員の壕跡。中は暗く入り組んでいる。
　マバラカットのクラーク西飛行場の特攻隊慰霊碑を参拝。特攻隊員が身を隠した壕があった。中は暗く、かなり奧が深く入り組んでいる。ただこの様な所に身を隠し特攻に向かうその心境とは、いかばかりであったであろうか。


クラーク西飛行場跡

クラーク東飛行場慰霊碑
　その後ホテルに戻って、昼食。マニラ市内へ向かう。途中クラーク東飛行場巡拝。火山の噴火によって、３メートルほどの火山灰が降り一面を覆ってしまったという。この地で亡くなられた御英霊の方々の遺骨が戻らない事に胸を締め付けられる。
　マニラ市内へ移動。途中車中よりアヤラット山を望む。この山は山陰が仰向けに寝ている人の顔に似ている。アヤラット山にはクラークの飛行場から飛び立つ特攻隊員が、母親の顔の面影とこの山とを重ね、空中から挨拶をして飛び立ったという話しが残されている。


奧に見える山陰がアヤラット山
　その後マニラ市内に入り、マッカーサーが執務を執った部屋があるマニラホテル、フィリピン独立の父、ホセ・リサール像のあるホセ・リサール公園、スペイン統治下に建てられた城塞都市を車中より見学。市内は多少混雑しておるも、それなりにバスは進んでいった。
ホテル着。窓からはマニラ湾が一望できる。休憩後、夕食のため市内のレストランへ。フィリピン風の海鮮中華料理の食事。コロッケが出され、添えられたマヨネーズをつけて口に入れると、とにかく甘いコロッケ！！マヨネーズと思ってつけたものは、生クリームであった。コロッケ自体も甘く味が付いてある。フィリピンの気候は言うまでもなく、熱帯気候で一年中暑い。汗で糖分が出てしまい、それを補うために料理が甘い味付けになっているのであろう。海鮮チャーハンは具だくさんで美味しかった。
　レストランを出て、バスまで歩く。物売りが群がるが追い払いつつバスへ。ホテルに戻り、明日の朝に備えてすぐに就寝。

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