9月9日(火)


行程表

9/9(火)晴のち曇り
  5:40   起床。
  6:00   ホテルに荷物を預ける。
  6:40   朝食。
  8:35   ホテルをPMVバス貸切にて出発。
  8:45〜9:00   スーパーに立ち寄り、最後の買物。現地タバコの「スペア―」を5箱ほど仕入れる。
  9:30〜10:15   イミタ・ウオ―メモリアル・セメタリ―(ボマナ墓地)参拝。
  11:00   ココダ・トレイル・モーテル附近、ココダ道記念碑にて小休止。
  11:40〜50   マクドナルドコーナー、小休止。(勤行)この辺一帯草原地。
  12:20   救世軍バス停留所前着、バス下車、昼食。
  12:50   デッパ、ここからオワイ公園まで林道が続く。林道は広く、直射日光を受けるので非常に暑い。
  13:10   1本、木陰に入ると涼しいことに気づく!
  13:18   デッパ。
  13:35   ゲリヌム村通過、道沿いで焼畑作業をしている。
  14:00  

オワイ公園(wer’s Corner)2本。ココダ道門前にて記念撮影。
芝地の広場にココダ戦の写真付き説明版、豪軍の野砲、ココダ道の門がある。気持ちのよい場所。これから行くジャングルが見渡せる。山また山、谷また谷。ポーター達はブッシュに入り、希望者に杖を切ってあげる。

  14:15  

デッパ。公園から急なジグザクを下り、ジャングルに入る。しばらくすると傾斜はゆるくなり、道は若干しめった感じになる。

  15:00〜15:15   ゴルディー川渡渉、水流ゆるく、膝下までの水量。メナリの村人10人余り通過。ポートモレスビーまで行くとのこと。
  15:30   ウベリ村豪州軍補給基地跡、ここだけ樹林が切れ、クナイ(草原)になっている。数分間のレクチャー後に出発。
  16:00   3本。
  16:05   デッパ。
  16:15   水場(小流)にて水を補給(要浄化剤)
  16:40   バジル駐屯地跡テントサイト着。ダンロップ30張分の大きな広場。水場はココダ道のテント場直下。水流ゆるい。煮沸または浄化剤が必要。

行動記録


ボマナの豪軍墓地
 早朝に起床し、ホテルに預ける荷物をつくり、シリアルの朝食を摂る。食事中、須原がフランク社長に呼ばれる。鉄パイプの背負子に巨大な行李をくくりつけた彼の荷物(30キログラムを越えていた)が、余りにも重過ぎるので、カーゴボーイにいくらか荷物を持ってもらい、また、ザックを貸すので重い背負子と行李をやめろ。でないと山中で潰れるとのこと。須原はやや不満な面持ちでアドバイスに従い、狩衣などの祭具や御神酒など若干をボーイのステンレー氏に持ってもらう。しかし、山に入ってから、それが的確な助言であったと繰り返し語っていた。

 8:35、貸し切りPMVバスはココダ道に向かって出発。途中、ボマナの豪州軍墓地を見学。ここには約3500名余の豪軍将兵が葬られている。戦没場所はニューギニアだけではなく、ボルネオ方面も含まれるとのこと。整備の行き届いた、花と芝生の中の墓苑は美しく、静謐に満ちていた。早速線香を手向けて祈らせてもらいつつ、原始の森と湿原の只中に朽ち果てたまま放置されている日本兵達のことを思う。

 そこからバスは険しいソゲリ・ロードをたどってゆく。蛾々たる山々の間をぬうような険しい車道であるが、舗装はなされている。ココダ・トレイル・モーテルを左に見ながらカーブを降りるとソゲリのココダ道記念碑に出る。記念碑の左側の林道にはいる。ここから既にココダ道ははじまっている。草原の中の道は未舗装で、雨の度に土が掘られるのか、ところどころに大きなみぞができており、運転手はその度に慎重にハンドルを切ってゆく。ゆえに速度は遅く、かつ、バスは大ゆれである。途中、有名なマクドナルドコーナーで小休止となったので、その前に線香をあげ、ひと拝みさせていただく。オーストラリア人たちに興味深げに見つめられる。12:20に救世軍バス停留所に到着。昼食後、ここから歩くという。


マクドナルド・コーナーの慰霊モニュメント


救世軍バス停



ホワイ公園


豪軍の野砲
 12:50にデッパ、ここからオワイ・コーナーまで幅広の林道が続く。日差しはきつく、暑くてやり切れないが、1本目の休憩時に、木陰に入ると涼しいことに気づいた。湿気はなく、からりとした気候ゆえであろう。オワイ公園には14:00に到着。ここは芝地の公園になっており、広場にココダ戦の写真付き説明版、豪軍の野砲、そしてココダ道の門が設けられている。展望もよく、これから入るジャングル一帯が見渡せる。ここでボーイ達は木を切って杖をつくり、希望者に渡していた。道はここから登山道となる。最初は公園から急なジグザクを切りつつ下りつつジャングルに入る。しばらく下ると傾斜はゆるくなり、若干しめった感じの緩い下りにかわると、ほどなくゴルディー川の渡河点に着く。川幅は10米位であるが水流は緩やかで、膝下までの水量であった。靴を脱いで渡り、再び登り返してジャングルに入る。途中、ジャングルがぽっかりと切れた草原があるが、ここが旧ウベリ村の補給基地跡。

 戦時中はここまで物資を馬で運び、ここから先は人力で担送したという。道は再びジャングルの中に入るが、激しい登りなどはなく、ゆるゆるとあがっていくような感じ。途中、沢があり、そこで水を補給する。おもったよりも水の消費が激しい事に気がつく。最後に、小沢を渡り、対岸の短い登りを上がると林の中の広場に出る。これが本日のテントサイト、バジル駐屯地跡である。



水場、幕営地


バジル駐屯地跡テントサイト
 バジル駐屯地跡。ダンロップ30張分の大きな広場で、水場はココダ道沿いテント場直下。水流ゆるく、煮沸または浄化剤が必要。














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栃木県護国神社